子どもたちの生きる力を育むためのコミュニケーション
~第7回  【たくさん話をしてもらう質問】~

質問

第7回目は、「たくさん話をしてもらう質問」についての3つの質問です。

【たくさん話をしてもらう質問】
前回話す機会をたくさん作ってみることをテーマにしましたが、その後どのように機会を増やすことができましたでしょうか?今回は、話す機会が増えたところで、具体的にどのような質問をするのか?ということについて考えていきたいと思います。
質問の種類には、大きく2つの種類があります。
それは、オープンクエスチョンとクローズクエスチョンです。

簡単に解説しますと

オープンクエスチョンとは、回答範囲が広い質問のことを言います。
具体的には、いつ、どこ、だれ、何、なぜ、どのように、という疑問詞で構成される質問です。たとえば「どうしてそう思ったの?」「○○ちゃんは、何がしたいのかなぁ?」「どうしたの?何かあったの?」などの質問によって、相手に考えを整理させたり、自分の考えや気持ちに気づく機会を与えることができます。

一方で、クローズクエスチョンは、回答範囲が狭い質問で、基本的には、「はい」か「いいえ」で回答が可能です。たとえば、「これもう終わったの?」「もう宿題やったの?」「これって、○○ということだって知ってた?」などの質問をすることで、相手の行動や考えを確認することができます。相手からの回答がシンプルなので、やりとりのスピードは速いですが、一方で、相手側は、話す量が少ないため、話したときの満足度が低くなってしまう可能性があります。

最近親御さんのお話をお伺いしますと子育ての場面では、つい、クローズクエスチョンが多くなってしまうことがあるようです。
「もう、宿題終わった?」「明日の準備はしたの?」「歯はみがいたの?」
これらの質問は、確認するには便利ですが、「あなたいつもやってないよね」といった
ニュアンスが伝わって、相手を詰めるような詰問になってしまう可能性もあります。
あなたの質問はお子さんにどのように伝わっているでしょうか?

そこで、今回は、お子さんとたくさん話をしてもらう質問をするための3つの質問です。
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◆クローズクエスチョンとオープンクエスチョンのどちらを多く使っていますか?
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先ほどの解説から、あなたはどちらの質問を多く使う傾向がありますか?
2:8、4:6 5:5など日ごろの会話で使う質問について振り返ってみましょう。

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◆クローズクエスチョンをどのようにオープンクエスチョンに変換できますか?
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たとえば「もう、宿題終わった?」「明日の準備はしたの?」「歯はみがいたの?」
の3つをオープンクエスチョンに変換するとしたらどんな言い方があると思いますか?
「宿題ではどんなことが勉強になった?」「明日は、どんな準備したらいいかなぁ?」
「何時ごろ歯を磨いたの?」など、5W1Hをうまく入れ込んでみましょう。
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◆どのようなことを意識して質問すると、うまくお子さんに伝わるとおもいますか?
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質問の言葉だけでなく、伝える時の語気の強さや、テンポや表情も重要なメッセージです。どんな口調、テンポ、表情で伝えると相手が、質問に安心して答えられるのでしょうか?ぜひ考えてみてくださいね。

変化をつくるには、簡単なことを1つ決めて実践するのがポイントです。
あなたが、パッと思いついた、すぐにできそうなことを実践してみましょう!

第7回目はいかがでしたでしょうか?
このメールコーチが少しでもあなたのお役に立つことができれば幸いです。
この質問に答えてみてのご感想や、ご質問などもお待ちしております。
それでは、引き続き、素敵な子育て生活を♪

※今回からお読みいただく方のために、このメールコーチのご利用方法
=利用方法=================================
毎回、質問をお送りさせていただきますので、
その質問に心の中で答えていただく、または、書き出してみる、思い至って
すぐ行動するなど、あなたにあった形で、アウトプットをしてみてください。
少しずつですが、あなたが何かを意識し、実践することで、
お子さんの生きる力が育まれるのではないかと思います。
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吉田 忍

吉田 忍

いきはぐの教育コーチ。1972年、東京生まれ。3児の父。ハウスメーカーで、東南アジアの海外駐在を10年経験後、コーチングファームに入社し、プロビジネスコーチとして、約6000人の組織リーダーをコーチする。その後、父親として、東京サドベリースクールの運営に関わり、多様な教育の可能性を感じ、日本のさらなる学校教育の発展に向けて独立を決意する。現在、フリーのコーチをしながら「NPO法人いきはぐ」で活動。学校の先生や家庭向けに、「コーチング」を活用した『生きる力』をはぐくむコミュニケーション方法を伝えている。