a0001_012418
征矢里沙です。
今回からの短期連載(予定)で、「無認可の学校への公的な支援の動き」について
取り上げたいと思います。

今、文科大臣の下村博文氏が、
「フリースクール等への支援については、今後、
かつてないくらいに抜本的に取組を進めていきたいと思います。」と公に発言されています。
この文科省の動きによって、いきはぐでも紹介している学校の中で
学校としては無認可(NPO法人での運営など)だった学校が、
何らかの形で公的な支援を得られる可能性が出てきています。

※無認可の学校についてはこちらの過去コラムを参照
http://ikihug.com/blog/?p=28

無認可の学校は、今日本に二種類あるといえます。
ひとつは、「不登校」になってしまった子ども向けの、いわゆるフリースクールで、
もうひとつは、その学校が行う教育を受けたい子ども向けの学校です。
いきはぐで『生きる力』をはぐくむ学校として紹介しているのは後者ですが、
公的な位置づけはどちらもほぼ同じ「不登校」扱いで、公的な支援はほとんどありません。

今回の文科省の動きには、この両方を支援することで、
単なる不登校対策ではなく、教育の多様化、選択肢の拡大を目指そうという意図が見えます。
それが、「フリースクール等」の“等”の一文字に込められています。

下村氏は、約10年前、シュタイナー学校が日本で初めて認可されるきっかけになった、
「教育改革特区」が実施されたときにも文科大臣だった方で、
教育の多様化・自由化にとても積極的な方です。
前回のメルマがで紹介した、「生きる力の強い子を育てる」の著者である
天外伺朗さんとも、長年の交流があります。
参与や担当官などのブレーンにも、多様な教育に理解のある方が入っています。

具体的には、11月24日に、「文部科学省フリースクール等フォーラム『第1回』(仮称)」
が文科省で開催され、フリースクール等の運営者・スタッフ、子どもや保護者などを集めて話を聞いて、
学習面、経済面でどのような支援が可能かの検討に役立てるそうです。

これは、「教育改革特区」以来10年ぶりの大きな行政の動きだと、関係者間では盛り上がっています。
私もこのフォーラムに参加して、次回またこのコラムでレポートしたいと思います♪

The following two tabs change content below.
征矢 里沙

征矢 里沙

1983年、愛知県生まれ。高校2年生のとき、恩師との出会いがきっかけで、「日本の教育を変えたい」という志を抱く。慶應義塾大学総合政策学部に入学し、シュタイナー・サドベリー等のオルタナティブ教育を研究。2006年に大学卒業後、株式会社リクルートに就職。2012年、会社を卒業して「NPO法人いきはぐ」を起業、代表を務める。2013年5月に出産、1児の母。