ジュース

征矢里沙です。
前回は、無認可の学校への公的な支援に対する“民間側”の動きを整理しました。
前回のコラム⇒http://ikihug.com/blog/?p=2934
ちなみに先日の1月30日に、無認可の学校支援に関する、文科省による初の有識者会議が開かれました。
朝日新聞に掲載された記事をアップしましたので、ご参照下さい。
http://goo.gl/2pBXT3

この記事では「フリースクール」とされていますが、今回支援が検討されている無認可の学校には、
「不登校」になった子ども向けの「フリースクール」と、
もともとそこの教育を受けたい子ども向けの「オルタナティブスクール」があります。
(※注意:上記の用語にはまだ決まった定義がなく、色々な使われ方をしています)

この二つは混同されがちだったり、逆に全然違うものと思われがちなので、
今回は、「フリースクール」と「オルタナティブスクール」の
何が共通していて、何が違う点なのかを説明したいと思います。
【共通している点】

●一般の学校に合わなかったのが理由で通う子がいる

フリースクールは「不登校が入学資格」ともいえるので、これが普通です。
一方、オルタナティブスクールでも、やはり不登校や、不登校とまでいかなくても
一般の学校(主に公立校)に、何らかの理由で通いたくないと感じて転校する子が多くいます。
もちろん、オルタナティブスクールでは新一年生から入学することができるので、
それが理想ともいえますが、私が実際に取材した感触では、
全校生徒の少なくとも20%以上はこうした転校生です。
(学校や年度によってばらつきはあります)

●毎日スクールに通っていても、法的には不登校扱いになる

これまでの連載で書いてきたように、フリースクールでも、オルタナティブスクールでも、
法的に「無認可」の場合は、毎日通っていても(たとえ新一年生からでも)不登校扱いになります。
(一部、私立学校として認可されている場合は、もちろん別です)
地元の公立学校に籍だけ置いて、その学校を不登校している、という状態になります。
現在文科省が検討している支援策が、この問題を解決することを期待されています。

●「子どもを中心とする」という方針・内容

スクールの考え方自体は、とても似ている場合があります。
親や社会や学校の都合ではなく、子ども自身の人生のために、という出発点は共通です。
教育内容でいえば、フリースクールはカリキュラムを子どもに強制せず、必要に応じて個別指導の場合が多いですが、
オルタナティブスクールの中でも、デモクラティックスクール・サドベリースクールと呼ばれる
教育でも、ほぼやっていることは同じなので、混同されやすいことがあります。
次回は、【違っている点】を説明したいと思います!
ではでは♪

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征矢 里沙

征矢 里沙

1983年、愛知県生まれ。高校2年生のとき、恩師との出会いがきっかけで、「日本の教育を変えたい」という志を抱く。慶應義塾大学総合政策学部に入学し、シュタイナー・サドベリー等のオルタナティブ教育を研究。2006年に大学卒業後、株式会社リクルートに就職。2012年、会社を卒業して「NPO法人いきはぐ」を起業、代表を務める。2013年5月に出産、1児の母。