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前回までは、「保護者との関係」について解説してきました。
今回は、「子どもたち」について考察したいと思います。

どの学校でも、入学時に子どもとの面談は行うと思いますが、
『生きる力』をはぐくむオルタナティブな学校の場合は、
そこで何かしら能力を測るテストを行うことはまれです。
また、以前「学校の選び方」のコラムにも書きましたが、
(http://ikihug.com/blog/?p=127)
子どもは年齢が低いほど適応能力が高いので、こういう子はこの教育には合わない、
ということは一概には言えないと思います。
やはり、『生きる力』をはぐくむ教育のあり方として、
一人ひとりをよく見て、それぞれが「その子らしく育つ」ことを大切にしているからだと思います。

ただ、学校側として確認されている場合が多いのは、
●子ども自身の気持ち(その学校に入りたいという意思があるか)
●特別な対応の必要性について
といったことです。

オルタナティブな学校の場合は、スタッフも子どもたちも少人数の場合が多く、
例えば何かしらの障害がある子どもについては、
学校側として、受け入れが可能かというのを
きちんと検討して判断する必要があります。
その上で一定人数受け入れる場合もあれば、入学させてあげたいと思っても
お断りしなければお互い不幸になってしまいます。

また、オルタナティブな学校の現状として、
入学時の年齢がバラバラなことがあります。
一年生から入学するのが理想ですが、定員に人数が満たないことも多く、
途中から転入する子どもが多くなったり、定員に満たないままの学年があったりします。
これは入学時点でなかなか調整するのが難しいですが、
やはり、子どもたちの年齢のバランスが上手く取れていくと、
学校全体としてよりよく回り始めるということは現実としてあります。

特に、上級生が下級生をリードしてくれるようになっていったり、
長く在学していた子どもが卒業する段階までいくと、
保護者の入学の際にも参考となり、入学者が増えて
学校の運営が軌道に乗るという話を、取材中にお聞きしました。

つまりは、オルタナティブな学校においては、
子どもたちも一緒に学校を作っていく一員だということです。
年齢が上がるにつれて、子ども自身にもそれは自覚されていきます。

ただ、設立したての学校にとっては、そこまでいくのが一苦労、
というのが現実なので、
今年度、いきはぐで行う調査・研究によって、
オルタナティブな学校の設立から、成熟した運営に至るまでの
成功要因や、壁の乗り越え方などを、明らかにしていけたらと考えています。
ではでは。

※いきはぐでは、上記テーマで講演・勉強会・個別相談などを受け付けています。
また、質問等がありましたら、お気軽にinfo@ikihug.comまでご連絡下さい!